国際女性デーに駐在妻として考える、女性の生き方

毎年3月8日は国際女性デー(International Women’s Day)であるという事実は、日本ではまだあまり浸透していないかもしれません。

私自身、カナダに住み始めて初めて国際女性デーの存在を知りました。

駐在妻の皆様がお住いの国、都市でも、色々な形で国際女性デーが祝われていることと思います。

現在住んでいるアメリカでも国際女性デーに関連したイベントを多く目にするので、この機会にシェアしたいと思います。

 

国際女性デー(International Women’s Day)とは?

アメリカの歴史をたどると、1904年にニューヨークで女性の参政権に関するデモが起きたことが国際女性デーに繋がる起源となっているようです。

当時は、選挙に参加できるのがほぼ男性のみという時代で、それに異論を唱えた女性たちが立ち上がりデモを起こした、と言われています。

その後、1975年に国連が正式に「女性の政治的・社会的な平等を世界に呼びかけよう!」という日として、3月8日を国際女性デーと定めました。

現代でもその思いは受け継がれ、女性の生き方を考える日として、アメリカを中心に世界に広まっています。

現在では、別名「ミモザの日」とも呼ばれていて、男性が女性に感謝の意を込めて、ミモザの花束を送る日としても知られています。

「ミモザ」と聞いてお酒のミモザを思い出す人も多いかと思いますが、元はお花の名前。

お花のミモザもお酒のミモザも、黄色くて女性に人気という点が共通しています!

アメリカでの国際女性デー

アメリカでは、国際女性デーが近くにつれて、それを祝うイベントを多く目にするようになります。

私のパートナーが通っているアメリカのビジネススクールでも、国際女性デーにちなんだイベントがいくつか開催されていました。

その内の一つのが、「MBA取得と子育てを両立しようと日々頑張っている学生ママたちが、それぞれのストーリーをシェアする」というもの。

4人の学生ママが、ビジネススクールに入学するまでの苦悩や努力、そしてパートナーや家族、同級生たちにいかに支えられて来たかを話してくれました。

もちろん、アメリカ人だけではなく、インターナショナルの学生ママもいたのですが、異国の土地で色々な障壁がありつつも、子育てと勉強を両立しながら前向きに強く生きていく、その姿に感銘を受けました。

同時に、女性が活躍できるように支えてくれているパートナーや家族、社会の存在がとても大事であるとあらためて思いました。

発展途上国は言うに及ばず、かつてはアメリカや日本でも女性たちの権利を社会が制限するような時代がありましたが、女性たちが生きやすい平等な社会を作ることが、性別を超えて全ての人が共に生きやすい社会の実現に繋がるのではないでしょうか。

アメリカに住んでいて感じる女性優先社会

確かに、女性の社会進出や女性の管理職の割合などはまだまだ男性のそれには劣りますが、実際にアメリカやカナダなど、北米に住んでいると、自然な形で女性が優先されている(支えられている)と感じることが日常的にあります。

例えば…

  • エレベーター/電車の乗り降りでは必ず女性を優先してくれる
  • ドアは開けて待ってくれる
  • 重い荷物を運びながらの階段の上り下りは、助けてくれる
  • 男性が料理ができる率が高い

などなど、日本では”ジェントルマン”と称えられるような行為が、当たり前のこととして社会に根付いています。

国際女性デーをきっかけとして、みなさんが今住んでいる国と日本の社会や文化を比べたりしながら、女性の社会進出や活躍推進、あるいは(性別問わず)より住みやすい社会のあり方について、思いを馳せてみませんか。

Go JVs!

Add comment

Follow Me ♡