日本でのキャリアを中断し、海外で駐在妻として生きていく道を選んだものの、何か物足りない・・・と感じている人は少なくないかもしれません。それはきっと、日常に人や社会との関わり、自分の居場所を求めていることも大きな一因。異国の地にいると、何から始めていいのか分からないことも多いですが、新しい出会いはどこにいても人生を豊かにしてくれます。
海外生活、駐在生活という特殊な環境を活かして、自分のブログを立ち上げたり、コミュニティを作ったりする駐在妻の方も多くいる中、特に起業や海外ビジネス、海外人脈作りなどに興味がある駐妻の方に是非活用してもらいたいのが、イベントブライト(Eventbrite) というサイト。このサイトを通して、今週私が参加した起業・ビジネス関連のイベントを2つ例としてご紹介します。
コンテンツ・マーケティングの戦略を学ぼう!
まず、1つ目のイベントはこんな感じ⇩
- 場所:シカゴのダウンタウンにあるコワーキングスペース(WeWork)
- 参加費:10ドル/人
- スピーカー:PowerPost社のマーケティングVP(副社長)
- 参加者:約15人
- イベントの内容・形式:プレゼンテーション
主なトピックは、「(ブログや写真、動画などの)デジタルコンテンツの供給が激増している中で、いかに強力なコンテンツを作り出し、自分のビジネスを周知させることができるか」というもの。
イベントのメインであるプレゼンテーションは約1時間。
その前後に30分のネットワーキングの時間が設けられていて、ゲストスピーカーや参加者と個々に話せる時間がありました。
ネットワーキングという文化はあまり日本人には馴染みがないので、緊張する!という方も多いはず。
実は私もその一人です(泣)。
ネットワーキングの目的は(初対面の場合は)「お互いのことを知る」ということなので、大抵は似たような質問をされます。
「このイベントはどこで見つけたの?」という当たり障りのない質問から始まり、「どんな仕事・ビジネスをしているの?」という話に展開していくパターン。
それを上手く切り抜けるには、(出来るだけ名刺を片手に)自分の仕事や経歴、ビジネスについて簡潔に説明できるように用意しておくと、スムーズにいくと思います。
新世代の起業家と、その成功とは?
さらに2つ目のイベントはこちら⇩
- 場所:エバンストンのコワーキングスペース(818 Coworking)
- 参加費:無料
- スピーカー:”The Worst Business Model in the World: A New Kind of Guide for a New Kind of Entrepreneur“の著者であり起業家のDanny Schuman
- 参加者:約20人
- イベントの内容・形式:プレゼンテーション
“新世代の”起業家に関する著作があるDanny Schumanが、その本の内容を踏まえて、プレゼンテーションをしてくれました。
例のごとく、プレゼンの前後30分はネットワーキングの時間があったのですが、以下の2人と素敵な出会いがありました。
主人が日本の製薬会社のドイツ支店で働いていたから、日本にも出張で訪れたことがあるわよ。ネコが大好きで、2匹飼ってるの。今度遊びにウチに来て〜。
私の母は、日本人です。プレゼンテーションのコーチングの会社を経営しています。日本語は、あまり話せません…(と言いながら、ペラペラでした)
思いの外、日本の話や猫の話などで盛り上がり、パーソナルなことで共通点が見つかったので、とても話しやすかったです。
ネットワーキングイベントと人脈作り
ビジネスの繋がりも大切ですが、今回の出会いのようにいわば友人としても新たな人たちと繋がることができるのも、ネットワーキングに参加するメリット。
冒頭でも述べた通り、人との関わり・繋がりを持つことは、やっぱり嬉しいものです。
そのためにも、”自分のこと”について、英語でより簡潔にアウトプットできるようになる、俗にいう”エレベーターピッチ”をできるようになることが、今後の課題であると感じました。
メンタリストのDaiGoさんも言っていましたが、「人脈とは、どれだけの人を知っているかではなく、どれだけの人が自分のことを知ってくれているか」なんですよね。
アメリカの起業率は日本の2倍、その他の海外諸国もおしなべて日本より起業熱は高いと言われています。
言い換えると、アメリカをはじめとする海外では、日本に比べて起業家やその卵との出会い、ひいては起業に関する”ヒント”が日常により多く転がっているということ。
起業を考えている駐妻の方には、地の利を生かして赴任地のイベントに多く参加することが、将来につながるかけがえのない情報収集、ネットワーキングの機会になるかもしれません。
Go JVs!
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