笑う駐在妻には福来たるーアメリカのお笑い事情

アメリカで挑戦をする日本のお笑い芸人も増えてきましたが、言語も文化も違う異国の土地で「笑い」を生み出すのは、相当大変なことだと思います。その分、笑いを共有できた時には、人はより一層他者との繋がりを感じることができるのかもしれません。今回は、実際にアメリカの お笑いを観に行った私の体験をシェアしたいと思います。忙しい日々を過ごす駐在妻の方の息抜きに、ご当地(アメリカに限らず!)のお笑い体験はいかがでしょう。

アメリカのお笑いの種類

アメリカには、大別すると以下4種類の”お笑い”があるようです。

  1. スタンドアップ・コメディ
  2. プロップ・コメディ
  3. オルターナティブ・コメディ
  4. インプロブ・コメディ

それぞれの詳細については、こちらのサイトで詳しく説明されています。

今回私たちが観に行ったのは「スタンドアップ・コメディ」。

コメディアンがマイクを片手に1人でステージに立ち、話と体一つのみで観客を笑わせるタイプのお笑いでした。

当日の詳細はこんな感じです↓

シカゴのLaugh Factory
  • 場所:シカゴのダウンタウンにあるLaugh Factory
  • チケット:Eventbriteで入場料無料のチケットを入手
    *ただし、1人2ドリンク制(ノンアルコール含む)
  • 時間:夜10時から12時の2時間
  • コメディアンの人数:トータル6人が交代で登場
  • 席:自由席(早い者勝ち)
  • 観客数:約200人

アメリカのお笑いの特徴

今回、アメリカのお笑い(スタンドアップ・コメディ)を初めてライブで観てみて気づいたことは、宗教や政治、人種などに関する”際どい”ネタ、皮肉で笑わせるというパターンがほとんどだったということ。

この種のネタは、”外国人”である私たちには理解するのが難しく、また理解できたとしても不用意に笑っていいのかやや戸惑ってしまうのが正直なところ。

でも、日頃タブーでダークなトピックでも、マイク一つで面白おかしく表現できる、というのがお笑いの良さでもあります。

そうそう、下ネタもかなりの割合を占めていました。

そして、ステージに一番近い最前列(演者を見上げるように見るほど、とにかく近い!)に座っていた観客の人たちはほぼ全員、ネタ中にコメディアンに絡まれていました。

例えば「名前は?」「どこ出身?」「(カップルに対して)いつどこで知り合ったの?どちらが声をかけたの?」などと質問をし、それに対する答えを冗談、皮肉混じりに返す、というパターンが多かったです。

 

笑いがもたらす健康効果

皆さんもご存知だと思いますが、「笑うと健康になる」ということは様々な研究で証明されています。

例えば、こちらの記事では、「血糖値を抑制する効果がある」という研究結果が報告されています。

その他にも、

  • 脳の働きが活性化される
  • 血行促進に繋がる
  • 自律神経のバランスが整う
  • 幸福感をもたらす

などなど、笑うことにはたくさんのメリットがあります。

また、こちらの記事では、

 

「自身の失敗談や短所は笑い話になりやすいので、失敗をしたり、嫌なことがあってもこれはネタになるぞ、とプラスに考えることができるようになる。」

 

という前向きな考え方も紹介されています。

 

アメリカのお笑いを理解することは、英語学習の最終ゴール?

今回、アメリカのお笑いを観に行ってつくづく思ったのは、コメディ、笑いを外国語である英語で理解するのはとにかく大変だということ。

早口・スラング・文化的背景・流行りのネタ・地域ネタなどなど、語学の範疇を超えて色々な知識がないと、ネイティブと同じようにはとても笑えません。

「英語や背景が理解できず、みんなが笑っているところで自分だけ笑えない」という”あるある”の苦い思いをしましたが、前向きに考えれば、この体験ですらネタにしてしまえばいい!ということですよね。

いつか英語でコメディを観て思いきり笑える日を夢見て、コツコツ勉強を続けます・・・。

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