”駐在妻”として夫の海外駐在に帯同する場合、ビザや派遣元の企業の規定などの制約により、その国でフルタイム勤務をすることは難しいのが現実です。
必然的に、日本でのキャリアを諦めざるを得ない場合が多く、帰国後のキャリアなどを考えると不安を感じるかもしれません。
駐在期間は人それぞれですが、長くて数年に渡るその期間中、「今、そして将来、”ワーク”と”ライフ”の両面で自分は一体何がしたいのか」について、自分自身に問いかけることが重要になってきます。
逆を言えば、日本を離れ異国の地で新しい生活を送る駐在期間は、自分の人生を一旦見直し、”自分の本当にやりたいこと”にチャレンジするまたとないチャンスである、とも言えます。
今回の記事では、「映画が好きで、英語も好き」という(私のような!)駐在妻の方のスキルアップやキャリアプランにもオススメの、映像翻訳についてシェアしたいと思います。
映像翻訳とは
映像翻訳の例として真っ先に挙がるのが、映画の字幕翻訳。
この世界では、戸田奈津子さんが有名ですよね。
その他にも、会社のプロモーションビデオや、ドキュメンタリー・スポーツなどのテレビ番組などにも、映像翻訳の仕事、スキルが必要となります。
最近では、
- NetflixやHuluなどの映像配信サービス
- YoutubeやTED Talksなどの動画配信サービス
- インスタグラムやツイッターなどのSNS
など、世界中でますます多くの動画が配信されているため、映像翻訳の需要も増えていると言われています。
ITの急速な進歩により、無尽蔵の情報が世界のどこにいてもすぐ手に入るようになったことで、映像翻訳者の活躍の場も確実に増えているのです。
映像翻訳の学校
日本にある映像翻訳の学校としては、この4校の名前をよく目にします。
学校によって、入学日や授業スタイル(オンライン•ライブ授業)が違うので、自分に合うスタイルの学校を選ぶのがベストです。
また、学校によっては海外在住者は受講できない可能性もあるので、できるだけ日本にいるうちから、学校に問い合わせしたり、説明会に参加したりしておいた方が安心。
シカゴに来る前に日本映像翻訳アカデミーの体験授業を受けたことがありますが、実際に日本語→英語、英語→日本語の字幕翻訳をしてみて、とても楽しかったです。
日本映像翻訳アカデミーでは、海外在住者でも実際のライブ授業にオンラインで参加できるとも聞いたので、駐在先でも受講可能。
個人的には、1人でコツコツ進めるタイプの通信教育は苦手なので、ライブ授業にオンラインで参加できるのはとても良い環境だと思います。
ただ、住んでいる国・場所によっては、ネット環境が良くなかったりもするので、事前に試してみる必要があります。
駐在妻にとってのメリット
海外に住む駐在妻の方が上記の通りオンライン、リモートで映像翻訳を学ぶメリットとしては、
- 週1の授業×1.5年間で英→日コースを修了できるので、海外滞在期間中に完了できる可能性が高い
- コースを修了することで、「何か一つ成し遂げた」自信を得られる
- コース修了後、学校からオンライン・リモートで翻訳の仕事を紹介、斡旋してもらえる可能性がある(次のキャリアに繋がる)
- 英語を勉強するモチベーションになる
などの点が挙げられます。
(*日本映像翻訳アカデミー以外の学校についてはあまり詳しくないので、基本的には同校を利用した場合のメリットです)
一度駐在をして任期を果たすと、将来的に別の国に再度駐在することになる例も多いのが、”駐在員あるある”。
夫の転勤、駐在の度にキャリアを考え直したりリセットする必要に迫られる駐在妻、転勤妻の方も少なくない中、一つの解決策は”持ち運びできる”スキルを持つことかもしれません。
英語力や映像翻訳スキルはその良い例。
自分の特技や趣味、”好き”を生かして、いつ、どこにいても使える(稼げる)力を身につけてみませんか?
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