アメリカのシカゴ在住で、自身が駐在妻ながら駐在妻向けのコーチングや各種サポート関連で起業をしたドイツ人、Kateさんのインタビュー第四回をお届けします。
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英語の原文も掲載しています!
―駐在先で孤独を感じることがある駐在妻は少なくありません。孤独感を和らげるために何かおすすめの方法はありますか?
もし海外で落ち込んだり、孤独を感じたりしたら、まずはとにかく毎日外に出かけることをおすすめします。
買い物の前に短めの散歩を加えたり、美容院で新しい髪型をオーダーしたり、些細なことで構いません。
ネットワーキングや交友関係を広げることに少し時間を割いて、近場で行われるイベントなどに積極的に参加登録してみましょう。
多くの駐妻の方は、気晴らしに新しい趣味を始めたり、エクササイズに積極的に取り組んだりもします。
色々なアクティビティを試して、自分に合うものを見つけましょう。
ローカルの雑誌や情報誌、ウェブサイトをチェックして、自分の住む都市について知ったり、行きたい場所を探したりするのもおすすめです。
―「キャリアも幸せもあきらめない駐妻」になるためのアドバイスを教えてください。
1.
自分の人生で今何が起きているかについて深く内省し、海外に移住することの重要性や難しさをまずはしっかり認識してください。
2.
駐在員や駐在妻へのサポートやキャリアプランニングに関する情報を、積極的に集めましょう。
自分の心に響く専門家、ライター、ブロガーや媒体を見つけることが重要です。
また、自分の専門外のことについても見識を広める良い機会です。
自分自身に、「ずっと知りたかった(けれど、時間がなくてできなかった)ことは何だったか?」と問いかけてください。
3.
ブログやポッドキャストなど、創造性、クリエイティビティを表現するための場所、方法を見つけて、何かを発信してみましょう。
たとえ最初は誰にも読まれなくても(聞かれなくても)、気にしないでください。
何か新しいことを始めたり、学んだりすることに意味があるのです。
もしそこに楽しさを見いだせれば、読者やリスナーは後からついてきます。
4.
自己紹介のための“エレベーターピッチ“(15秒から30秒の短時間で相手を引きつけたり、自分を売り込むための自己紹介、話術)を用意してください。
海外で初対面の相手から”What do you do?(お仕事は何を?)“と聞かれると、答えるのに窮してしまう駐在妻の方も多いかと思います。
特に赴任直後でキャリアプランややりたいことが未だ見定まっていない時には、自己紹介をするのも一苦労。
短い自己紹介を数種類用意して、より自分らしさが伝わるものを見つけましょう。
自己紹介の方法を考えることは、とりもなおさず海外での自分のアイデンティティを見定めることにも繋がります。(それは非常に重要なことであり、私のEブックでも一つの章を割いています)
5.
自分自身がこれまで達成してきた色々なことを、忘れないようにしてください。
どんなに些細なことでも、日記などに記録して時折見返してみましょう。
―母国でのキャリアを続けられず、何か新しいキャリアプランを見つけなければならない駐在妻の方に、何か助言はありますか?
とにかく、焦らないでください!
キャリアは決して焦って決めることではなく、時間をかけるほど長期的に有意義なものになります。
今までと同じようなキャリアを続けられれば素晴らしいことですが、この機会に全く違うキャリアプランを考えてみることも重要です。
キャリアコーチに相談したりすることも、プランニングをする上で役に立つでしょう。
インタビューは第五回(最終回)に続きます!
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